達人五者のコラボレーションが生んだキセキの清酒


 この清酒『笹ノ陽』は私達、日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)センター事業団の東北復興支援の想いが形になったお酒です。

 私たちは平成二十三年七月より仙台に東北復興本部を置き、被災地域の方々と共に様々な仕事おこしに取り組んできました。すでに震災から四年、復興は未だ途上です。「これからは東北の魅力を全国で共有し、復興そのものの取り組みと支援を一層強力にすすめたい。支援を忘れない。その上に東北の『美味しく楽しい』を全国の皆様にお伝えし、復興の取り組みの幅を大きく広げたい。」との思いから、二年掛けて東北ならではのお酒を作ることによって、そのことを表そうと考えました。

 お酒は、手づくりでしかお酒を作らないことでも有名な宮城県の銘酒蔵『一ノ蔵』が丹精込めて作り出しました。原料米は四十余年有機無農薬栽培にこだわり、昨年大日本農会の紫白綬有功賞を受賞された佐々木 陽悦氏のご指導の下、私達が田植え稲刈りをしたササニシキを使用しております。ササニシキは酒米よりも粒が小ぶりで、精米が難しいそうです。

 この酒づくりのアイディアは、大都市銀座で養蜂事業を軌道に乗せ、世界を驚かせた『銀座ミツバチプロジェクト』のご提案です。

 そしてこのお酒の販売代金の一部は、宮城県仙台から、東北の復興支援に資金的な応援をしている『公益財団法人 地域創造基金さなぶり』を通じて被災地支援に寄付されます。日常生活の中で「美味しく東北復興支援」ができるようになっております。

 「酒造りの達人」「米作りの達人」「都市農業とプロデュースの達人」「復興支援の資金運用の達人」そして私達「地域づくりと仕事おこしの達人」

 この五者が達人のネットワークコラボレーションを組み世に贈り出した『笹ノ陽』です。各地での試飲販売会では呑まれた方に『美味しい』と大変ご好評頂いております。

 都市と農村を結ぶ最高の結晶『笹ノ陽』年末年始の落ち着いた大切な時間に皆様でご賞飲、東北への想いをはせて下されば幸いです。